その中から今回は、【今日の一曲】シリーズの記念すべき第1号として、映画の古典作品とも呼べるほどに長い歴史を持ちつつ、現在も新しいエピソードが制作されている『スター・ウォーズ』シリーズより、言わずと知れた「メイン・タイトル」をご紹介します。
〈基本データ〉
タイトル:「メイン・タイトル」
出典:『スター・ウォーズ』エピソード1〜7、おそらくこれから公開予定の8・9にも使用される
作曲者:ジョン・ウィリアムズ
演奏オーケストラ:ロンドン交響楽団 など
ジョン・ウィリアムズという名前を聞いたことがある人は多いのではないのでしょうか。彼の名を聞いたことはなくとも、彼の曲はきっと一度は聞いたことがあるはずです。なぜかといえば、有名なアメリカ映画の音楽はことごとく彼の作品であると言っても過言ではないからです。『スター・ウォーズ』のみならず、『ジュラシック・パーク』、『ホーム・アローン』、『インディ・ジョーンズ』、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、『ハリー・ポッター(1〜3巻)』、『ET』、『ジョーズ』、これらの音楽はすべてジョン・ウィリアムズの作品です。
そのジョン・ウィリアムズが多用した音楽の組み立て方が、「ライトモティーフ」と呼ばれる作曲方法です。これは登場人物や場所、感情などに固有のモティーフ(動機)を割り当て、状況を描写・暗示する技法です。もとはこの技法を確立したのはクラシックの作曲家、リヒャルト・ヴァーグナーであるとされています。
この「メイン・タイトル」にも、『スター・ウォーズ」の他の場面にも登場するモティーフ(動機)が組み込まれています。
スター・ウォーズといえば、冒頭の「B-F-EDCB-」ですよね(下図参照)。
ジョン・ウィリアムズという名前を聞いたことがある人は多いのではないのでしょうか。彼の名を聞いたことはなくとも、彼の曲はきっと一度は聞いたことがあるはずです。なぜかといえば、有名なアメリカ映画の音楽はことごとく彼の作品であると言っても過言ではないからです。『スター・ウォーズ』のみならず、『ジュラシック・パーク』、『ホーム・アローン』、『インディ・ジョーンズ』、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、『ハリー・ポッター(1〜3巻)』、『ET』、『ジョーズ』、これらの音楽はすべてジョン・ウィリアムズの作品です。
そのジョン・ウィリアムズが多用した音楽の組み立て方が、「ライトモティーフ」と呼ばれる作曲方法です。これは登場人物や場所、感情などに固有のモティーフ(動機)を割り当て、状況を描写・暗示する技法です。もとはこの技法を確立したのはクラシックの作曲家、リヒャルト・ヴァーグナーであるとされています。
この「メイン・タイトル」にも、『スター・ウォーズ」の他の場面にも登場するモティーフ(動機)が組み込まれています。
スター・ウォーズといえば、冒頭の「B-F-EDCB-」ですよね(下図参照)。
これは作品全てに使用されている重要なモチーフですが、強いて言うならば主人公ルークのテーマであるとされています。そのため、エピソード4から6では多用されるのに対し、現時点での最新作、エピソード7ではあまり使われず、代わりにヒロインであるレイのテーマ(これについてもいずれ取り上げたいと思います)が頻繁に使われています。
さらに1:36あたりから登場する「FF-D FF-D AA-GAGF」のモチーフは、銀河帝国に対抗する反乱軍とされます。
3:07以降、低弦(チェロ・コントラバス)は流れるような旋律を奏で始めます。これは本作のヒロインであるレイア姫のテーマです。
さらに1:36あたりから登場する「FF-D FF-D AA-GAGF」のモチーフは、銀河帝国に対抗する反乱軍とされます。
3:07以降、低弦(チェロ・コントラバス)は流れるような旋律を奏で始めます。これは本作のヒロインであるレイア姫のテーマです。
いずれこのブログでも、スター・ウォーズやその他のジョン・ウィリアムズ作品について、私たちの分析の成果を配信することになるかもしれません。さらに詳しい分析に、乞うご期待!
文責:中野
文責:中野